女優高畑充希(29)風間俊介(38)らが5日、都内で、WOWOWの連続ドラマW「いりびと-異邦人-」(28日スタート)の完成報告会に出席した。

原田マハ氏の小説「異邦人」が原作。美術界で交錯する人間関係を描いたアートミステリー。

白を基調とした着物を身にまとって登場した高畑は、「やっぱり単純にテンションが上がります」と笑顔。美術館の副館長篁(たかむら)菜穂役を演じたが、「本当に不思議な人だったので、人間関係がいびつな人間。1話から最後まで成長って言っていいのか脱皮って言って良いのか、ドンドン変わっていくので。撮影(の順番)はバラバラだったので脳みそがてんやわんやして。監督に泣きついていました。『わかりませーん』って」と苦労を明かした。

風間は高畑の夫役を演じた。「もちろん最初のスタートは夫婦らしさもあったんですけど、時に冷たい視線だったりもあって。今まで、和気あいあいとした役で共演する機会多かったので、『こんな冷たい目を!』って思って見ていました」と新鮮に写ったという。高畑も「怖いってずっと言われていました。幸せなシーンが回想シーンくらい。ピリピリしたシーンばっかり撮っていました」。

風間は、妻の才能に嫉妬する役どころでもあり、「僕自身も、芸能界に入って周りの人たちがすごい人たちばかりで、僕には何があるんだろうって思ったときに、『ものすごい普通だな』って。『普通力』みたいなもので戦ってきたので、それも今回うまいこと(役の)一輝に出てきていたらいいなって思いました」と自身に重ね合わせた。

松重豊(58)SUMIRE(26)も出席した。