日本テレビ系「行列のできる法律相談所」などでも活躍した大渕愛子弁護士(44)が8日、音声メディアvoicyを更新し、小室圭さんが米ニューヨーク州の弁護士試験で不合格と伝えられた際、妻の眞子さんとの収入格差などを指摘した報道に「2つの違和感」があると主張した。

大渕氏は日本の弁護士も多く、同州の司法試験を受験するが「ハク付けのために一応取っておくという方がほとんど」と指摘。合格率が全体63%、初めての受験者で78%と公表されており「日本の弁護士がニューヨーク州の司法試験を受けて、落ちることはまずないと言われていました」として、小室さんの不合格について「驚きはありました」と感想を述べた。ただ当日のコンディションなどを想定し「仕方のないこと、ありうることでもある」とおもんぱかった。

大渕氏はその上で、小室さんをめぐる一部の報道に「違和感2点」があったとした。「1つめは小室圭さんの収入を心配するような報道」という。大渕氏は、小室さんと眞子さんとの収入格差についても報道されたことを例にあげ、「結婚というのは、お互いが協力し合ってお互いが扶助しあう関係。一方に収入がなければもう一方が収入を得て支えるというのは当然のことですし、眞子さんに関して言えば、これまでも働いてこられているので貯蓄もあるでしょうし、これからも働くことができますので、共働きの夫婦として、いい時も悪い時も支え合うというのが、おふたりの中での前提になっていると私は思います」と、報道の違和感の理由を説明した。

2点目は、合格と結婚の「順序が違う」という声という。大渕氏は「合格した後、養えるようになってからお嫁さんをもらう、という考え方を正しいとする方がいるのは、私も理解できます。そう考えるのも自由です」と前置きした上で、「ただそれを一般論であり常識である、という報道をされますと、非常に違和感を覚えます。今、共働きの世帯が多くて、夫婦というのは支え合って助け合って、扶助しあって生きていくというものですから、男性が養っていけるとなった時点で準備OKになるのではなく、夫婦で支え合って生きていけるとなった時点で準備OKなわけです。眞子さんと小室さんの間では、合格が決まる前の段階で準備OKとなったから結婚したわけです」と状況を推測し、「それに対して『順序が逆だ』と批判するのは、昔ながらの価値観を押しつけているように見えましたし、現代の多様性を認めましょうという、その時代には合っていない、と思いました」と持論を述べた。

大渕氏はその上で、「多様性を認めていきましょうという声が大きくなっているんですが、日本人の根本的な考え方が伝統的なものからなかなか抜け出せないなというニュースは、このニュースに限らず多い」とも指摘した。