嵐の松本潤(38)が主演する23年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の出演者発表会見が29日、東京・渋谷の同局で行われた。

織田信長役のジャニーズ事務所の先輩岡田准一(41)はじめ、有村架純(28)ムロツヨシ(45)阿部寛(57)野村萬斎(55)ら、新たな“チーム家康”となる豪華キャストが明らかになった。

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スーツ姿で登壇した徳川家康役の松本は、続けて登場した岡田と目を合わせ、笑顔で会釈した。家康の正室・瀬名役の有村、豊臣秀吉役のムロ、武田信玄役の阿部も出そろった。家康の生涯を新たな視点で描く注目の大作を彩る、5人の豪華キャストが集結した。

松本と岡田はプライベートでも親交が深い。大河主演のオファーを受け出演を悩んでいた松本は、岡田から「大きな経験になるよ」と背中を押されたという。その後、信長役で出演オファーを受けた岡田が悩んでいると、今度は松本から「一緒にやってほしい」と電話で頼まれたという。単なる先輩後輩以上の関係性が、05年の映画「Tokyo Tower」以来18年ぶりの共演を実現させた。

14年に主演した「軍師官兵衛」以来9年ぶり大河出演となる岡田は「(信長役を)『やるよ』っていうのは最近、松潤に伝えたんです。『今日は僕がごちそうさせてください』って、いいワインをごちそうしてくれました。心のケアが半端ないんですよ」と明かした。今月1日にV6が解散した際にも、デビュー年の95年のワインを松本からプレゼントされた岡田。「チーム家康って、家臣の中でもそういう関係性があると思う。絆の核となる部分を演じていかれると思っています」と期待を寄せた。

有村も「松本さんの全力で取り組む姿勢を見てきっと皆さんがついて行くんだろうなと思う」と信頼。プライベートでも親交のあるムロは「普段は知らない松本潤の姿を見られると思うと楽しみです」と期待し、阿部は「すばらしい主演としての存在になっていくんだということは、すぐに分かります」と絶賛した。

来夏に撮影開始予定。松本は「豪華な皆さんと一緒にできることをすごく楽しみにしていますし、何より自分にプレッシャーをかけて、いい仕事ができるように準備したい」と笑顔で誓った。【横山慧】

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