乃木坂46生田絵梨花(24)の卒業コンサート千秋楽公演が15日、横浜アリーナで開催された。

全28曲中26曲に登場し、歌にダンスにトークに、約3時間ほぼ出ずっぱり。多才なエンターテイナーらしく「アイドル・生田絵梨花」を120%出し切り完全燃焼した。

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加入当時、生田は「優等生」「お嬢さま」のイメージが先行した部分があった。学校での成績は学年トップクラス。どちらかというとそつのない発言が目立つ「秀才」だった。

当時のスタッフは「生田は常に95点や100点を出すタイプ」と語っていたし、取材する側からも最初はそう感じた。初代センター生駒里奈(25)やバラエティーで大活躍した高山一実(27)らは時に「120点」を出す爆発力があり、あえて分類するなら「天才」タイプ。一方の生田は「秀才」なのだと思っていた。

だが、10年間取材をして至った結論は違った。生田は「120点を出し続けて」いた。何か仕事を任されれば、毎回想像を超えるパフォーマンスを見せた。ミュージカルに出演するたび、人一倍ボイストレーニングを積んだ。昨年のステイホーム期間も無駄にせず、バイオリンを一から練習して番組内で披露した。

バラエティー番組でも同様だ。だし巻き卵作りで、IHクッキングヒーターの上に直接溶き卵をぶっかける「IH事件」はじめ、さまざまな伝説を残した。1度体内スイッチさえ入れれば、激辛の大量わさびずしを食べてもノーリアクションでおすまし顔。本格的すぎるフィンランド民謡を歌えば、駐日フィンランド大使館から感謝のコメントを送られた。特技のクオリティーもいちいち高かった。

ほぼ出ずっぱり、新しい振り付けもたくさん覚えて臨んだ卒業コンサートも、「120点」の最たる例だろう。努力と才能の人。「秀才」であり「天才」だった。【横山慧】

◆生田絵梨花(いくた・えりか)1997年(平9)1月22日、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ、5歳から東京育ち。3歳でピアノを始め、全国大会出場経験もある。11年8月加入の1期生。愛称「いくちゃん」。19年4月に「第44回菊田一夫演劇賞」受賞。160センチ。血液型A。