デビュー20周年を迎えているEXILEが16日、オンラインライブ「X’mas LIVE PARTY」を行い、来年2月から13年ぶりとなる全国アリーナツアー(7都市14公演)を開催することを発表した。

14人体制の「NEW EXILE」を、よりきめ細やかに全国のファンに伝えながら、記念イヤーをさらに盛り上げていく。

   ◇   ◇   ◇

グループにとっては珍しいというクリスマスライブ。EXILEサンタが、ファンに一足早いクリスマスプレゼントを届けた。ドームツアーが恒例の同グループにとって、09年の「THE MONSTER」ツアー以来のアリーナツアーだ。AKIRA(40)は「コロナ禍で各地にEXILEのエンターテインメントを思うように届けることができなかった。改めて“NEW EXILE”の名刺を、きめ細やかに配りに行きたい」と意図を明かした。

20年の歴史の中で、アリーナツアーはグループにとっても常にターニングポイントになってきた。06年のオーディションを勝ち抜き、最初のライブがアリーナツアー(07年「EXILE EVOLUTION」)だったTAKAHIRO(37)は「大事な時はいつもアリーナ。僕らが会いに行けるという感覚もありますし、よりファンの皆さんと近い距離で、一体感も感じられます」と、その醍醐味(だいごみ)も語った。

9月27日にデビュー20年を迎え、今年は華々しく記念イヤーを迎える予定だったが、コロナ禍もあってずれ込んでいた。22年に行われる今回のツアータイトルにも、1年延期した東京オリンピック・パラリンピックのようにあえて「2021」と入れ、AKIRAは「この1年半で失われた時間を、皆さんと取り戻したいと思います」。

アリーナツアーを成功させ、ドームやスタジアムライブなど、その先にもつなげていく。AKIRAは「第2弾、3弾と続けていけるように、まだまだライブをお届けしていこうというイメージはしています」。TAKAHIROも「LDHの代表格として恥ずかしくないパフォーマンスを見せていきたい。今後のEXILEにとっても、要になる1年になると思います」と意気込んでいた。【大友陽平】