NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の3日に放送された第43話の平均世帯視聴率が8・7%(関東地区)だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第39話の17・9%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、るいはジャズ喫茶で宇宙人(オダギリジョー)と名付けていたお客がトランペットを吹いている姿を目撃した。ジャズトランぺッターで「ジョー」と呼ばれていた。楽器仲間のトミー(早乙女太一)とジョー一筋のベリー(市川実日子)のやりとりに、るいは戸惑った。その後、ジョーと会話することになったが、そこでいつも汚れて店に持ってくる服の汚れる理由が分かった。さらに店を出ようとしたところで店の支配人の小暮(近藤芳正)に声をかけられ、店の制服のクリーニングを頼まれた。店に戻ったるいは、無意識に明るい笑顔を見せた。初めて聴いたジャスが、るいの心の奥深くに柔らかく入り込んでいった。