大原櫻子(25)が双子の姉妹を演じる舞台「ミネオラ・ツインズ~六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ~」の通し稽古が6日、東京・スパイラルホールで行われた。

性格も生き方も正反対の姉妹、マーナとマイラを描く物語。7日の初日を前に、大原ら出演者のコメントが到着した。

「稽古が始まる何カ月も前から、台本を片時も離さず、この戯曲に向き合ってきました」と言う大原は「実際に稽古が始まってしばらくは、本当にゴールが見えてくるのか不安で、生みの苦しみと闘っているような毎日でした。でも、小泉今日子さん、八嶋智人さんという心強い先輩たちに支えられ、ようやく光が見えてきました。約1カ月の公演期間中、この特別にエネルギーが必要なマーナとマイラを精いっぱい生きていきたいと思っています」と話している。

八嶋智人(51)は「僕は大原さんの14歳の息子役。無理あるぞと思うでしょ? それも演劇の醍醐味(だいごみ)! 是非そこも楽しんでください」、小泉今日子(55)は「長い歴史の中で女性の立場は変わっていないとも言えますが、少しずつ変化してきたはず。その過程にあるこの作品をコメディーとしてお届けできたら」とコメントしている。

演出は藤田俊太郎氏。公演は31日まで。