小栗旬(39)が9日、静岡・伊豆の国市で、主演するNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)のグランド・プレミアに出席した。

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鎌倉時代に2代執権として権力を誇った北条義時の物語。初回放送のこの日、北条家の故郷である同地に義時役の小栗をはじめとする“北条ファミリー”が集った。小栗は「この日を迎えられたことを非常にうれしく思っております」と笑顔。同市でロケを行っており「当時こんなふうに過ごしていたのかなと想像できて、北条家を身近に感じられるきっかけもいただけたように思います」と感慨深げに語った。

伊豆の国市のほか、沼津市、三島市、伊豆市、函南町の県内5カ所で、視聴者を招いてのパブリックビューイング企画も行い、北条ゆかりの地からドラマを盛り上げた。メイン会場となった伊豆の国市の観覧当選倍率は、約40倍と高倍率。初回に合わせたかのようにドラマ公式ツイッターのフォロワー数が13万人を超えたことが明らかになると、源頼朝役の大泉洋(48)は「鎌倉殿の13万人か!? と喜んでおりました」と、出演者やスタッフの様子をジョークまじりに紹介して笑った。

イベントには義時の姉・政子役の小池栄子、妹・実衣役の宮澤エマ、兄・宗時役の片岡愛之助、父・時政役の坂東彌十郎も参加し、北条家の面々が勢ぞろいした。観客と第1話の放送を見終えると、小栗は「政子に対して『性格もよくないし、学もない』と義時が言うところでは特に皆さんに笑っていただけました」と満足げ。これに小池が「うるさい弟ですねぇ」と突っ込むなど和やかな家族トークを展開した。

初回の終盤で女装した頼朝を演じた大泉は、司会を務めた昨年大みそかの紅白歌合戦で審査員の脚本三谷幸喜氏から「第1回(放送)のラストはどうなんだ?」と指摘されていたことを振り返ると、「まさか紅白でダメ出しされるとは」と苦笑いだった。