日本発プロダンスリーグ「D.LEAGUE21-22」第5戦が10日、東京・有明の東京ガーデンシアターで行われ、「FULLCAST RAISERZ」がリーグ史上初の3連勝を飾った。

RAISERZの得意とする「クランプ」を前面に押し出したパフォーマンスで、審査員による点数ではKADOKAWA DREAMSに1点及ばなかったものの、オーディエンス点で上回った。

かつて三代目 J SOUL BROTHERS小林直己や岩田剛典、GENERATIONS佐野玲於らもメンバーで、13年ごろに結成されたRAISERZの母体となっているクランプチーム「Twiggz Fam」のメンバーで臨んだ。ディレクターのTwiggz“JUN”は「率直に勝ててうれしいのと、いまだなかった記録を作れたのはうれしい。クランプへの真摯(しんし)な思いや、カルチャーを伝えられたと思います」と笑顔を見せた。

昨年のこの日に、Dリーグが開幕し、ちょうど1年がたった。クランプも、開幕当初よりも広がりを見せていることを実感しているというJUNは「普通にクランプという言葉をSNSでも見かけるようになった。子どもたちがクランプに憧れるように、これからも貢献していけたら」とリーグ開幕記念日に誓った。

またこの日は「成人の日」とあって、新成人を迎えたDリーガーに、神田勘太朗代表取締役COOから花束が贈られた。神田COOは「自由もあるけど、責任も生まれる。ダンサーとして子どもたちに夢を与えて」とエールを送った。