浜中文一(34)と桜井日奈子(24)が、舞台「富美男と夕莉子」(5月4日初日、東京・紀伊国屋ホールなど)にダブル主演することが12日、分かった。世界的恋悲劇の“大阪弁バージョン”を描く。

末満健一氏が脚本を手掛ける同作は、「ロミオとジュリエット」の舞台を中世ヴェローナから昭和の大阪に移し、大阪弁での人情味あふれるストーリーへと変貌させた作品。浜中は任侠(にんきょう)一家の息子・富美男を、桜井は対立する一家の娘・夕莉子を演じる。夏祭りで出会い、愛し合い、死んでしまった2人の恋の物語を表現する。

浜中は「このような形で、人生初めてのシェークスピアに触れるとは思いませんでした。一体どういう作品になるかわかりませんが、でも、きっと面白いと思います」とアピール。岡山出身で、大阪弁を猛特訓するという桜井は「どんな形でも、究極のラブストーリーであるということは変わらないので、そこを大切に演じたいです」と話した。