NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で主役の羽柴小一郎を演じる俳優の仲野太賀(33)が26日、NHKを通じてコメントを発表した。この日放送された「豊臣兄弟!」の第29回は「天下への道」。第27回「本能寺の変」で、織田信長(小栗旬)が明智光秀(要潤)の謀反に討たれ、第28回「急げ!秀吉」では、いわゆる「中国大返し」が描かれた。

小一郎が兄秀吉(池松壮亮)とともに、光秀打倒に臨む中、第29回では初陣の嫡男与一郎(大西利空)が亡くなった。与一郎は正室慶(ちか、吉岡里帆)の前夫の子だが、深いつながりが描かれてきた存在。主君信長の死から、大きな出来事が続いた小一郎に代わる形で、仲野が心中などを明かした。NHKが発表した一問一答は以下の通り。

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-与一郎の死は、どのように受け止められましたか

仲野 与一郎は、慶と小一郎をつないでくれた存在です。本当にわが子のように愛し、大切に育ててきました。だからこそ、「自分が侍でなければ」「自分が戦に行かなければ」「慶が自分のもとに嫁いでこなければ」といった思いが小一郎の中に生まれるんです。自分の無力さやむなしさが込み上げてくるシーンでしたし、すごく胸が苦しかったですね。

また、与一郎の死によって、中村にいたころの農民だった時代も思い出しました。乱世に押しつぶされそうになる感覚といいますか。なので、僕としてはしっかりわが子への愛情、そしてむなしさをしっかり表現できればと思いながら演じていました。

-豊臣兄弟は、この先天下を目指して進んでいきます。今後の小一郎としての注目ポイントを教えてください。

仲野 この先もまだまだ戦は続いていきます。織田家臣団の中でも対立が起こり、争いが争いを呼ぶような状況で、やっぱり小一郎にはどうしても割り切れない思いがあります。激動の時代の中で、感情が追いついていかないような場面も多く、小一郎の迷いや葛藤が描かれていきます。そうした部分を見てくださる方に感じ取っていただき、共感していただけたらうれしいです。

また、柴田勝家(山口馬木也)や前田利家(大東駿介)、そして秀吉さらには市(宮﨑あおい)など、それぞれ強い覚悟を持って臨んでいるので、各武将たちにもぜひ注目してほしいですね。