NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第59話が25日に放送された。深津絵里(ヒロインるい役)とオダギリジョー(ジョー役)が、海の中で抱き合う映画のようなラストシーンに視聴者が早朝から涙した。

【カムカム】大阪編相関図、キャストはこちら>>

※以下、ネタバレを含みます。

「カムカム」はBS放送で午前7時半から1度目が放送される。ファンはこれを「早カム」と呼ぶ。以後、総合テレビで午前8時から放送される2度目は「朝カム」あるいは「本カム」、午後0時45分からの3度目が「昼カム」、BSで午後11時からの4度目が「夜カム」。また、録画して見ることは「録カム」と呼ばれる。

この日の放送は、原因不明の病でトランペットが吹けなくなったジョーが海の中へ。それをるいが追いかけ、抱きしめ「あなたと2人でひなたの道を歩いていきたい」と話す。「ひなたの道-」は母安子(上白石萌音)が父稔(松村北斗)に伝えた言葉と同じ。感動的なラストに多くの「早カム」視聴者が涙のツイート。

「朝っぱらから号泣した早カム」

「だからーもう朝から泣かせないで」

「神回だ…涙腺崩壊」

「鼻をすすりながら化粧するのムリです」

「映画です。今日めっちゃ泣くから8時から見る人タオル用意するといいよ。アイメイク待って」

「ティッシュペーパー用意してみて」

「早カム組から本カム組へ連絡 お出かけ前のメイクはちょっと待って」

などなど、「早カム」ファンから15分後に見る「朝カム」視聴者へのメッセージが相次いでいた。

「カムカム」は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。