女優広瀬アリス(27)が、4月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」(月曜午後10時)に主演することが26日、分かった。9年ぶり共演のSixTONES松村北斗(26)を相手に、27歳で恋愛経験ゼロ、男性経験ゼロの“こじらせ女子”を演じるラブストーリー。広瀬はプライム帯(午後7~11時)のドラマは初主演となる。

広瀬演じる桜沢純は、洋食器メーカーのデザイナー。仕事では若くしてチーフを任され、プライベートもファッション、食べ歩きなどの趣味、友人関係も充実している。「恋愛なんて不確かなもので心と時間を無駄にしたくない」と「恋なんていらない!」と宣言して、男を寄せ付けない。

広瀬は「オファーをいただいた時、マジかと思いました。がっつりしたラブストーリーはあまり経験がなくて、撮影現場で思わず照れ笑いしてしまいました(笑い)。思ったことをうまく表現できず素直になれない、不器用な部分は私自身、純に似ているなと感じました」と話している。

広瀬とは12年7月期のTBS系連ドラ「黒の女教師」で高校の同級生を演じて以来の共演となる松村は、女性を癒やす天才のイケメン長峰柊磨役。フレンチビストロのギャルソン兼見習い料理人で、求められれば店の客とも関係を持つが本気になることはない。なぜか純に興味を持ちアプローチする。放送中のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」では、上白石萌音演じるヒロインと学徒出陣の前に結婚しながら戦場に散る好青年の大学生を演じて好評の松村が、イケメンのモテ男で本領を発揮する。

松村は「撮影現場では広瀬さんにリードしてもらってばかりですが、会話の仕方や受け答えを探りながら演じています。純は、想像の中に収まらない不思議な存在で気になってしまう。“難アリ”な純を広瀬さんが演じることですごく個性的で魅力的になっています」と話している。

広瀬は松村について「テレビで見ているときはキラキラしたイメージですが、すごく落ち着いている。松村さんが役に息を吹き込むことによって、すごく人間らしくて、かっこよくて、ミステリアスさが増して、とても魅力的だなと思いました」と“再会”を喜んでいる。

制作するカンテレの米田孝プロデューサーは「広瀬アリスさんがとにかく新鮮です。意外にこういう“がっつりラブストーリー”の経験が多くない彼女が、現場で照れながら、しかし研究熱心に丁寧に演じる姿は“新しい広瀬アリス”の魅力が爆発しています。恋のお相手となる松村北斗さんが、優しくて、危険で、ミステリアスで、とにかくカッコいい」と話している。