三浦透子(25)が「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)と「スパゲティコード・ラブ」(丸山健志監督)で助演女優賞を受賞した。

三浦は「ありがたい賞をいただき、うれしく思います。去年、出会った2つの作品の役は、今まで演じさせていただいた役の中でも、今まで大事にしてきたことを共有でき、自然に演じられた役。そんな役、作品を通して知ってもらえたのは恵まれていた。また0からです」とスピーチした。

「ドライブ・マイ・カー」では、西島秀俊(50)演じる舞台俳優で演出家の家福(かふく)悠介の寡黙な専属ドライバー渡利みさきを演じたが、演じるに当たり自動車免許を所得した。そのことについて、司会の笠井信輔アナウンサーに聞かれると「私は、もちろんいただいた役はやろうと思いますけど、オファーした濱口監督が、すごいと思います。免許、取りました」と笑みを浮かべた。

その上で「たくさん運転練習の時間を用意していただいた。(運転が)劇的に上手になることもそうですし、彼女の働く哲学が出る運転って何だろうと考え、結構、こだわって助けてもらいながら作った」と、みさきの役作りについて語った。