女優小松菜奈(26)俳優坂口健太郎(30)が27日、都内で、ダブル主演した映画「余命10年」(3月4日公開、藤井道人監督)の高校生限定試写会イベントに登壇した。

SNSを中心に話題となり、ベストセラーとなった同名小説が原作のラブストーリー。四季の移り変わりを表現するため、20年夏から約1年かけて撮影した大作。

この日は、午前中からロケ地となった静岡・三島で舞台あいさつを行った。小松は「作品をはじめる前から、完成したら報告に行けたらいいなって思っていたので、今回かなってみんなに届けることができたのでうれしかったです」。坂口も「感謝の気持ちを伝えられたので、うれしかったです」と喜んだ。

小松は20歳で難病を発症し、余命10年となった高林茉莉(まつり)役を演じた。撮影前後の心境の変化を問われ「本当に日々何があるか分からないなって思いました。自分かもしれないし、大切な誰かかもしれない。周りにいてくれている、支えてくれている人を大切にして、愛していかなければなって、改めて考えさせられました。幸せをちゃんとかみしめるというか。そういう意識をすることも大事なんだなって思いました」と言葉に力を込めた。

イベントでは、事前に募集した高校生からの質問にも回答した。