東京五輪スケートボード男子ストリートの初代金メダリストで米ロス居住の堀米雄斗(23)が12日(日本時間13日)、米ロサンゼルスのロサンゼルス・コンベンション・センターで開催された「トラベル&アドベンチャー・ショー2022」の「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」記念トークショーにゲスト出演した。

堀米は、パラリンピックに5回出場し金メダル16個を含む29個のメダルを獲得したパラ水泳のジェシカ・ロング(29)とともに登壇。「物をなくした時にボランティアさんが届けてくれて助かったことがありました」と東京五輪選手村での“おもてなし”を振り返って笑顔を見せた。

ロングは「たくさんの女性選手やパラアスリート、若い世代の選手たちと東京大会を共にできたことに、とても興奮しました。次の世代にとっても良いロールモデルになると思います」。そして、東京2020を通じて知った、日本の衛生面の良さやジェンダーの平等化、日本人のSDGsに対する意識の高さについて言及した。

東京大会について堀米は「スケートボードがオリンピック種目となっての初めての大会で、初出場のオリンピックが地元の東京であったことはうれしかったです。たくさんの選手と交流することができ、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました」。

ロングは「東京大会は5回目のパラリンピック大会でしたが、パラ選手にもとても寛容で私にとって一番良い大会だったと思います。パリ大会に向けては、今後も水泳を続けていきたいと思っています」と3年後のパリ大会に向けての思いを語った。

今回のイベントは「東京2020大会」によって創出された成果(レガシー)を一過性のものに終わらせず日本、さらには世界へと発展させていくために7つのテーマを軸に情報を発信していくことを目的に企画されたもの。日本からは内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局が出展している。

今月17~20日にはフランス・パリの「サロン・モンディアル・ド・ツーリズム・パリ2022」で展示出展やトークショーが開催される。