俳優反町隆史(48)が水谷豊主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒season20」(水曜午後9時)を16日の放送をもって卒業する。このほどクランクアップを迎え、コメントを寄せた。

「season14」から、相棒として組んできた反町隆史演じる冠城亘のコンビ。反町はseason1~7の第9話まで演じた寺脇康文の出演回数124回を上回る、歴代最多出演本数を更新。

最後のシーンのカットがかかると、スタジオは大きな拍手に包まれ、反町と水谷は互いに花束を贈りあい、力強くハグを交わした。

反町は、「今日は“ついにこの日が来たな”という気持ちで朝を迎えました。最初の1年目は無我夢中でした。2年目も夢中でした。3年目、少し慣れてきました。そして4年目、5年目と続く中、みなさんと一緒に長くあり続ける冠城亘でいたいなと思うようになり、僕の中で“歴代最多出演の相棒”をひとつの目標としてやってきました」と振り返った。続けて、「冠城亘として立っていることが精いっぱいだった日もありましたが、水谷さんとたくさんの犯人と向き合い、たくさんの過酷な撮影に取り組み、7年間、無事完走できたことを本当にうれしく思っています」と、感極まり、「来シーズンから新しい相棒、そして新しい世界観が広がる作品を一視聴者として応援していきたいと思います」と、愛を込めた。

水谷は、「『season20』は、なんともいえない感慨深いシーズンになりました。毎年7カ月間、日々撮影に向かうのはとても過酷。いろいろな気持ちを乗り越えて7年間、相棒として横にいてくれたソリに感謝しています」と、声を詰まらせながら反町へ感謝。「人間は岐路に立たされることがあります。『相棒』に残るか、卒業するか…。僕はどちらの道を選んでも俳優として理解できるし、人としてその道を尊重できると思っていました。それはやはりこれだけ長く一緒にやって来たことへの信頼と友情があるからこそです。その思いをこめて、ソリ、本当にありがとう」と、反町の新たな旅立ちに愛情深くエールを送った。