11日に放送された俳優間宮祥太朗(28)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ナンバMG5」(水曜午後10時)の第4話平均世帯視聴率が4・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だと12日、分かった。初回から6・6%、4・9%、5・3%だった。

第4話の平均個人視聴率は2・6%だった。初回から3・8%、2・8%、3・2%だった。

間宮が演じる難破剛は、10代のころ千葉最強のヤンキーと恐れられたトラック運転手の父・勝(宇梶剛士)とレディースの総長だった専業主婦兼パチプロの母・ナオミ(鈴木紗理奈)の次男。兄弟は高校時代に関東を完全制覇したカリスマヤンキーだが現在は無職の兄・猛(満島真之介)、改造自転車を乗り回す能天気な中学2年の妹・吟子(原菜乃華)という筋金入りのヤンキー一家・難破家で育った。一家の愛犬・松は、剛の弟分的な存在だ。

そんな家族のもとで育ち、千葉14校を傘下に持つ超有名ヤンキー中学校・萬田中のアタマを張るまでになった剛は、県内屈指のヤンキー校として知られる市松高校への入学を期待されていた。だが、普通の高校生に憧れる剛は、家族に内緒で隣の白百合高校に入学した。普通の高校生活を送っていた剛だが、市松高校のヤンキーに絡まれた友人のために、特攻服に着替えて救い出す。

原作は小沢としお氏の「ナンバMG5」と「ナンバデッドエンド」(秋田書店刊)。

第4話で、千鳥商業の大丸大助(森本慎太郎)のもとに、何者かにボコボコにされた仲間が駆け込んでくる。「市松の伍代ってヤツにやられた」と聞いた大丸は、市松高校の伍代直樹(神尾楓珠)に徹底的にやり返すことを誓う。

そんな中、ヤンキーということを隠し通せなくなってきた剛は悩んでいた。同級生の藤田深雪(森川葵)らに本当のことを明かすべきなのかと。

大丸は、伍代を見つけると袋だたきにしようとする。しかし伍代には、大丸の仲間を痛めつけたことなど身に覚えがなかった。

一方、剛はたまたま街中でいじめられている、ある男子生徒を見つける。書店で無理やり万引をさせられているその男子は見覚えがあった。彼を追いかけて「何か困っているのかな」と話しかける剛に「お前には関係ないだろう!」と突っぱねる男子生徒。

でも剛は、どうしても放っておくわけにはいかなかった。彼こそ、剛が脱ヤンキーを決意する大きな理由となった存在だったのだ。