池松壮亮(31)が26日、都内の日大芸術学部江古田校舎大ホールで行われた日藝100周年記念動画完成披露試写会・記念トークに登壇した。同学部映画学科監督コースのOBでもある池松は、質疑応答の中で俳優志望の学生から、俳優になるための心のありようを聞かれ「俳優は誰でもなれますよ」と即答した。

池松は、同学部映画学科脚本コースOBの藤井道人監督(35)が監督を務めた動画に主演。主人公のカメラマンは、日大芸術学部100年の歴史の、1ページの数々を撮影して、最後に「芸術とは、あなただ」と呼び掛ける、約6分の映像となった。

池松は上映後、入学を希望してオープンキャンパスに参加した高校生や、在校生との質疑応答に応じた。その中で、男子学生から「俳優を目指しています。すごい俳優になるのに、面接で、どのような心持ちでいれば良いのか?」と質問が飛んだ。すると、池松と藤井監督にオファーするなどプロジェクトで主導的立場に立った、映画学科の松島哲也教授が「(池松は)うちでは監督コースを受験され、監督として…プロとして俳優を続けながら、ある時は仕事をセーブして、ギリギリですけど泳いできた。だから、その質問に答えるのは難しいと思う」と助け舟を入れた。

池松は「(俳優は)誰でもなれますよ。ただし自分が、どういう風にやっていきたいのか、自分の俳優、芸術人生を、どう進めていくかは自分で考えた方がいい」と答えた。続けて「誰でも出来るし、なれると思うけれど、どれだけ続けられるか…限られた社会に出る前の最後の4年。好きにやって欲しい」と質問した学生にエールを送った。

松島教授のオファーを受けた理由を聞かれると、池松は「何より、先生から連絡いただいて…。卒業が出来そうもない僕を、卒業させていただいた先生なので、2つ返事で」と答えた。その上で「10年前に卒業し、100周年のタイミング…褒められた学生でもなかったので、前に出て行って良いかなと思ったんですけど、俳優をやっている日芸生の1人として映像の中に立っていられたらと思った」と語った。