今年3月に女優業休業について言及していた米女優サンドラ・ブロック(57)が、「燃え尽きた」と理由を明かした。米映画「しあわせの隠れ場所」(2009年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞しているブロックは、現在公開中の「ザ・ロストシティ」のプロモーションの場で、作品が公開される頃には子どもたちと過ごすため休養を取っているだろうと語っていた。

ハリウッド・レポーター誌のインタビューに応じたブロックは、「燃え尽きてしまった。自分以外の誰かのスケジュールに気兼ねしたくない。疲れ切ってしまい、健全で賢い判断ができないのが自分でもわかる」と理由を説明。

仕事をしている時は真剣に取り組んでいると語り、「今は子どもや家族と24時間毎日一緒に過ごしたい」と述べている。

35年のキャリアで「スピード」シリーズや「あなたは私の婿になる」(09年)「ゼロ・グラビティ」(13年)「オーシャンズ8」(18年)など50本の映画に出演しているブロックは、「幸運なことに仕事は常に順調だった」と振り返るも、ないものをいつも探している状態だったことを認め、「すでに持っているのだから、自分の存在意義を示すために仕事をしなくても良いと考えようと自分に言いきかせた」とコメント。休養期間については言及していない。

私生活ではシングルマザーとして10歳と12歳の養子を育てており、15年からは2歳年下の写真家ブライアン・ランドール氏と交際している。ランドール氏もシングルファザーとして娘がおり、自分の子どものように考えていると語っていたこともある。

8月には俳優ブラッド・ピットと共演する伊坂幸太郎氏の小説を映画化した「ブレット・トレイン」の全米公開を控えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)