女優奈緒(27)が21日、シンガー・ソングライター吉田拓郎(76)の最後のテレビ出演となる、フジテレビ系音楽特番「LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業スペシャル」(午後8時)にゲスト出演。テレビ番組で初めて歌声を披露した。

奈緒は幼少期から吉田のファンで、吉田の最新アルバム「ah-面白かった」のアナログLP盤のジャケットに出演した。

セッションする曲には「今日までそして明日から」を選び、憧れの存在との共演に「人生が変わっちゃうかも」と緊張しきり。歌唱本編ではマイクをしっかりと握り、リズムを取りながら初々しい声で歌唱した。

「ah-」のLP盤B面に収録されている「ひとりgo to」のギター・編曲を堂本剛(43)が担当し、ジャケットの題字を堂本光一(43)、デザインを篠原ともえ(43)が務めた。吉田は制作にあたり「KinKiの2人や篠原ともえ、奈緒、若い人が一生懸命仕事をして、活躍している姿を見て、刺激を受けたのは間違いない」。また「逆に、君たちに恥ずかしいものを作ってはいけないという思いが芽生えた。君たちが喜んでくれるかもしれないというのが、大テーマになった」とアルバムに込めた思いを明かした。

さらに「ミュージシャンがよく言う『音楽が降りてくる』というのがあった」とその瞬間も語り、「KinKi Kidsや篠原や奈緒が、俺に『もっとしっかり頑張れ』と言ってるんだと思った。君らの力が大きいです」と感謝を伝えていた。

同番組は、KinKi Kidsと吉田による音楽バラエティーとして、96年10月~01年3月まで放送された。17年の特番以来、5年ぶりの復活となった。また、7月21日はKinKi Kidsのデビュー日でもあり、デビュー25年目を迎える節目の日に放送された。