9人組ボーイズグループ、ZeBRA☆STARの桑原柊(18)、新井洸聖(17)らが10日、東京・新宿区のR’sアートコートで行われる舞台「ハイスクール・ハイ・ライフ」(谷健二監督)の初日公演前に取材に応じ、見どころを語った。

桑原ら演じる男子校のクイズ研究部の4人が、タイムリープの世界をさまよいながら、文化祭のダンス大会出場を目指す物語。子役時代を除くと舞台初主演となる桑原は「若手からキャリアのある人もいる現場で演じるというのはすごくプレッシャーもありました。みなさんがサポートしてくださったおかげで個人的にはやりやすかったです」と笑顔をみせた。

物語の中心となるクイズ研究会のメンバーを務めるのは、桑原と新井、そしてHi☆Fiveの野口友輔、西野入流佳の4人。谷監督は「男子校のノリをやりたかった」といい、4人のイメージについて「クラスの端で、深夜ラジオを聴いてキャッキャやっているサブカルの4人組みたいな感じですね」と語った。桑原と新井は共にオーディションで出演が決定。初舞台の新井は最年少での出演で「最初はめちゃくちゃ緊張していました」と振り返り「演者のみなさんがだめなところとかを指摘してくれて、それが助かりました。初舞台としてとてもいい作品になれたのかなと思っています」と充実感をにじませた。

舞台は谷ワールド全開の内容で、桑原らがタイムリープしていく演出の中に、クスッと笑える要素をふんだんに盛り込んでいる。谷監督は「僕は基本的にファンタジーが好きなので」と笑い「若いお客さんが多いと思ったので、展開を早く、歌もダンスもあって、ゲームもあるという、若い人が瞬きせずに楽しめる舞台を心がけました」と話した。アドリブのほか、イケメン俳優たちが客席へ向けて胸キュンセリフを放つ場面もあり、新井は「生でしかできないことなので、面白いなと思います」と語った。

2人は台本を見た際に気になる点もあったようで、新井は「下ネタも多いんですよね。トッポギがニョキニョキとか(笑い)。ファンの方にどう思われるんだろうと思いました」と語り、桑原も「びっくりしたよね。お母さんには言えない」と苦笑い。すかさず谷監督は「僕は何も考えてないです。全部アドリブですよ」とはしごを外し、2人から「いやいや!やめて下さい」と突っ込まれていた。

舞台は14日まで全5公演行われる。桑原は「気負わず、クスッとできる舞台なので、今のご時世の中で、ちょっとでも明るくなれる作品になればいいなと思います」と意気込んだ。新井はダンスシーンでのアピールも誓い「個人的に出演者の中で、僕が一番ダンスうまいかなと思っています」と自信も口に。これには桑原も「言うのは自由だもんな」と勇気をたたえていた。