櫻坂46のキャプテン菅井友香(26)が22日、ブログを更新し、グループからの卒業を発表した。

9月から開催する全国ツアーをもって卒業する。11月8、9日に行われる同ツアーファイナルの東京ドーム公演がラストステージとなる。

今日はいつも応援して下さる大切なみなさまにお伝えしたい事があり、ブログを書かせて頂きました。少し長くなってしまいますが最後まで読んでくださったら嬉しいです」と前置きし、「私 菅井友香は、2022年のツアーファイナルをもって卒業させて頂くことになりました。沢山考えた上での、前向きな卒業です!」と伝えた。

先月開催予定だったが一度中止となり、今月20日に振り替え公演を終えた野外ライブ「W-KEYAKI FES.2022」の延期に伴い、卒業発表も遅らせたという。「このフェスをもって卒業する、尾関(梨香)と(原田)葵をきちんと送り出してから発表させて頂くことになり、予定より遅いタイミングでお知らせさせて頂く形となりました。みなさまにもっと早くお伝えしたくて心苦しかったのですが、ごめんなさい」と伝えた。

15年8月21日に欅坂46(現櫻坂46)の一期生オーディションに合格。前日21日に加入から7周年記念日を迎えていた。「あれから長い夢を見ているかのような波乱万丈なアイドル人生を歩ませて頂いています!」と振り返った。

「私は小さい頃から自分が不器用であることに悩んできました。将来について考えていた時、こんな自分でも誰かの力になって生まれてきた意味を見つけられたらいいな、と思ってオーディションを受けました」と明かし、「思い切って飛び込んだ世界では、人生において忘れられない貴重な体験を沢山させて頂きました。大先輩である乃木坂46さんの存在もあり、恵まれた環境で活動させて頂けたこと、とても感謝しています」と記した。

数々の思い出深い素敵な楽曲に巡り合うことができたことは、嬉しかったことの一つです。デビュー曲『サイレントマジョリティー』には自分自身も背中を押して貰いました」と続け、ファンやメンバー、スタッフ、先輩の乃木坂46やけやき坂46(ひらがなけやき)としてともに活動した日向坂46などにも感謝を伝えた。「数えきれない程のご縁は、私にとって大切な大切な宝物です」とした。

また「嬉しかったことが沢山あった分、多くの試練や衝撃的な出来事、自分だけの力ではどうにもならないことが次々と押し寄せ、活動を続けることが苦しくなった時期もありました。キャプテンとしての責任を果たすために、時に孤独感や無力感に襲われることも有り、何度も自分が嫌になりました」と赤裸々に明かし、「そんな時、ありのままの私を受け入れて、一緒に喜んだり、時に悔しさをも共有して下さるみなさんがとってもとっても心強くて…。みなさんの存在がいつの日か自信に繋がり、何にも代え難い原動力となっていました」と感謝した。

「思い出すだけで胸が締め付けられるような経験も、きっと全て必要な学びだったんだと思います」とし、「誰もが認めるキャプテンらしいキャプテンにはなれなかったかもしれませんが、私なりに考え尽くした上でその都度最善だと思う行動をしてきました。信じてついてきてくださったみなさん、一緒に歩んでくれたメンバーのみんなに沢山ありがとうを伝えたいです」と伝えた。「これまでの欅坂46・櫻坂46としての活動を通して少しでも誰かの希望になることができていますように」と願った。

「卒業を決断することができたのは、信頼している戦友である1期生の存在と、可愛くて頼もしい2期生のみんなの成長を実感し、安心してグループの未来を託したいと思えたからです」と説明。「そして、1人の人間として、今までの経験を大切にしながらもう一度自分らしく、心に正直に生きたいという思いが芽生えました」と明かした。

「新たな挑戦に不安が無いわけではありません。でも、欅坂46と櫻坂46がそうだったように、勇気が要ると思う場所にこそ、新しくて楽しい世界や可能性が広がっていると信じています」とつづり、「誰かに感動や力をお届けする活動ができるよう、道を切り開いて行きたいです。今後もみなさんと何かしらの形でお会いできるよう努力して行きます!」と呼び掛けた。

「卒業の日まであと約2ヶ月。どんな時も協力してくれた家族をはじめ、沢山の方々に支えて頂き、今があります。ここからの時間は、今そばにいてくださる方はもちろん、ここまで連れてきてくださった全ての方々への感謝を伝える時間にしたいなと思っています」と打ち明けた。ツアーでは全国6都市をまわる。「一緒に忘れられない時間を過ごすことが出来たら嬉しいです」とした。

東京ドーム公演は欅坂46時代の19年以来、3年ぶりとなる。「最後のステージが、櫻坂46としてもう一度みんなで立つことが夢だった東京ドームであること、本当にありがたく幸せです! 沢山の方々のご尽力のお陰であの場所に立てる事に感謝しながら、大好きなメンバーと共に7年間の集大成のパフォーマンスが出来るよう準備して行きたいと思います!!」と意気込んだ。

「櫻坂46の菅井友香でいられる最後の一瞬まで、少しでもグループの力になりたいです。一日一日を大切に、心を込めて過ごしますので、ずっとずっと見守っていて下さったら嬉しいです」と呼び掛け、「これからも櫻坂46の応援、よろしくお願いします!」と締めた。

「ゆっかー」「菅井様」などの愛称で親しまれる菅井は、小5で始めた乗馬が特技で、上品なお嬢さまキャラで人気に。17年1月にキャプテン就任した。20年10月の櫻坂46改名後も引き続きキャプテンを務め、時にはイジられながらもファンやメンバーから愛された。20年に舞台「飛龍伝」に主演し、今年2月上演のミュージカル「カーテンズ」ではヒロイン役を務めるなど、近年は女優業にも挑戦している。