芸歴65年のベテラン歌手江河愛司(85)が24日、東京・港区のライブハウス「南青山マンダラ」でライブハウスデビューをした。

若者たちがライブを行っている場所で自分もやってみたい。そう考えたという。「ライブの感動は85年の人生で新鮮だった。病みつきになりそう」と感激し、次の目標は「100歳の日本武道館公演」だという。ビートルズが来日公演を行った場所で100歳のアーティストが公演を成功させれば「反響は世界的なものになる」と期待している。

江河は10歳ごろから小唄や端唄、三味線を習い始めた。その後に、日本舞踊を花柳芳次郎師に習い、杵屋正邦師に入門して邦楽楽譜を身に着けた。杵屋勝東治氏には長唄三味線を学んだ。

その後、憧れの歌謡歌手になろうと作曲家古賀政男氏の門下生となる。59年に小唄歌謡歌手として「きりぎりす」「与三郎」でレコードデビューをした。