アニメ映画「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟朗監督)が25日、興行収入(興収)100億円、動員720万人を突破した。配給の東映が同日、発表した。

00年からスタートし、15作を数える「ONE PIECE」の映画として初の大台突破となった。配給の東映では、東宝との共同配給だった21年の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が興収102億8000万円を記録しているが、東映の単独配給作品としては、92億円を記録した1990年(平2)の「天と地」を抜き、同社初の興収100億円超えを達成。6日の公開から20日目での興収100億円突破も、今年の公開作品では最速となる。

「ONE PIECE FILM RED」は、6日に全国495スクリーンで公開。同日だけで12億3209万5230円、動員86万9407人、翌7日は興収10億2214万1800円を記録し、2日間で興収22億5423万7030円、動員157万9552人を記録。さらに配給の東映の歴代オープニング週末土日2日間興収、動員において、最高のスタートを切った。

13日に都内で行われた公開記念舞台あいさつでは、同日に興収50億円を突破したと報告。さらに16日には、興収70億6000万円、動員505万人を記録したと発表。公開から10日間ででシリーズ最高興収68億7000万円を記録した12年「-Z」を超えた。18日に都内で行われたイベントで、興行収入80億円、動員570万人動員突破を発表。22日には興収92億円、動員665万人を突破したと発表していた。

現在、全国500スクリーンで公開中だが、27日からは第3弾入場者プレゼント「ONE PIECE」コミックス4/4“UTA”が、全国300万部限定で配布される。さらに、興収100億円突破を記念し、9月1日には大ヒット御礼舞台あいさつの実施も決定。主人公モンキー・D・ルフィ役の田中真弓、ウタ役の名塚佳織と谷口悟朗監督が登壇予定。どこまで興収を伸ばすか、注目だ。