15日に放送された中島裕翔(29)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「純愛ディソナンス」(木曜午後10時)の第10話の平均世帯視聴率が3・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と16日、分かった。

初回から4・8%、4・3%、4・4%、3・7%、3・8%、3・7%、3・6%、3・9%、3・9%だった。

平均個人視聴率は1・9%だった。

初回から2・6%、2・4%、2・3%、2・1%、2・0%、1・9%、1・9%、2・1%、1・9%だった。

中島は教師役に初挑戦、初共演となるヒロイン役の吉川愛(22)と、決して一線を越えてはいけない禁断の恋を描く。同ドラマはオリジナル作品。「愛は、純粋すぎると毒になる」がテーマ。

第1章では、中島演じる新任音楽教師・新田正樹が、吉川演じる女子生徒・和泉冴と絆を深めていくが、本心で向き合えないまま決別する。

第2章では大人のドロドロの人間関係が展開するストーリー。5年後に、2人はひょんなことから再会するが、中島には妻がいた。微妙で繊細な関係性が次第に周囲を巻き込み、やがてディソナンス(不協和音)を生み出し破滅へと向かう。

第10話で、正樹のもとに、服役中の元同僚・加賀美(眞島秀和)から手紙が届いた。手紙には「すぐそばに禍が迫っている。過去からは、逃れられない」と書かれていた。加賀美と接見した正樹は、手紙の言葉の意味を尋ねた。加賀美はそれには答えず、愛菜美(比嘉愛未)との結婚や現在正樹が冴と交際していることに触れ「あの時、俺が言った通りになったな」と告げる。

一方、路加(佐藤隆太)は「セカプリ」の顧客情報流出の責任をとり、代表の座を退くと発表。冴は、行方がわからない木之本(清水伸)が関係しているのではないかと路加に告げる。だが路加は「カリスマ社長をやるのも飽きてきた」などと言って出て行ってしまう。

「モノリスエステート」社長の賢治(光石研)は、路加の謝罪動画を見て喜んでいた。「これでもう私がこの会社にいる必要はないのでは?」と賢治に問う正樹。すると賢治は「これが最後だ」といって正樹に書類を渡す。それは、正樹の父・秀雄(神保悟志)が理事長を務めていた学校法人「立秀学園」の土地の売買契約書だった。

アルバイトから戻った冴は、自室に母親の静(富田靖子)がいることを知って驚く。だが、冴が部屋を出て行こうとすると、背後で突然、静が倒れた。冴は静が搬送された病院で、彼女が3年前に胃がんの手術をしており、昨年再発したと聞かされる。

そんな中、賢治からの指示を受けた正樹は、5年ぶりに実家を訪れた。