TBSは、安倍晋三元首相の国葬を、「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜午後1時55分)と「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)の特別編成番組で放送した。

「ゴゴスマ-」の放送枠で、同MCの石井亮次アナウンサー(45)、「Nスタ」のMCであるTBS井上貴博アナウンサー(38)、ホラン千秋(33)らが別々のスタジオから出演。

井上アナは「国葬という形をとるべきだったのか、さまざまなご意見あるかと思いますが、ここからは『ゴゴスマ』『Nスタ』という形でお送りいたします」とあいさつした。

リモート出演したイェール大学成田悠輔助教は、安倍氏について「ぼくは、安倍晋三さんという総理大臣がよくも悪しくもどれだけ影響力の大きな存在だったか改めてはっきりしたということなのかなと思うんですよね」。

続けて、「僕から見ると、安倍さんって弱くなって貧しくなった日本っていうのを、よくも悪しくも代表していると思うんです。経済的にも軍事的にも日本の国力というのは、相対的に世界と比べて落ちてきて、中国が台頭して、アメリカも日本の用心棒の役割を果たしてくれなくなったなかで、いかにもう1度グラグラしてしまった足場を作り直せるかということに取り組まれたのかなと思うんですよね。人間も国も少し弱って不安なときほど、力強く振る舞いたがるものだとおもう。それが数十年の日本だった。それを一番はっきり象徴されているシンボルのような総理大臣というのが安倍晋三という方だった。だからこそこれだけ大きな賛否両論を、作り出してしまう、感情を大きく揺さぶる存在だったという印象です」と話した。