ザ・ドリフターズのメンバーで、タレントの仲本工事(81)が18日午前、横浜市西区の交差点で道路を渡ろうとしたところ、乗用車にはねられた。救急車で病院に緊急搬送されたが、頭を強く打っており重傷で、すぐに手術を受けた。搬送時には、頭から血を流し、意識がもうろうとしていたという。

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神奈川県警戸部署によると、仲本は18日午前9時10分ごろ、横浜市西区浅間町5丁目の横断歩道のない交差点を、歩いて渡ろうとしていたという。右側から来た、パートの男性(73)が運転するワゴン車にはねられた。

事故現場は、相鉄線の西横浜駅から約500メートルほど離れたマンションや飲食店、コンビニなどが館立ち並ぶエリア。交通量が多く、住宅が立ち並ぶことから、人が多く行き交う場所だった。事故現場には現場検証の際に残したとみられるチョークが残っていた。近隣に住む20代の男性は「ここで交通事故があったことは、あまり聞いたことないですね。信号機のない交差点ですが、以前から横断する人が多く、危ないと言われていました」などと話した。

 

◆仲本工事(なかもと・こうじ)本名仲本興喜。1941年(昭16)7月5日、東京都生まれ。学習院大卒。64年、ザ・ドリフターズ結成に参加し、ギターとボーカルを担当。同年日本テレビ系「ホイホイ・ミュージック・スクール」でテレビデビュー。68年シングル「いい湯だな」発売。69年開始「8時だョ!全員集合」で人気に。CMでの「コ・マ・オ・ク・リ・モ・デ・キ・マ・ス・ヨ」などギャグも多数。志村けんさんとの「じゃんけん決闘」も名物だった。「遠山の金さん2」「水戸黄門」など、テレビドラマにも多数出演。私生活では、82年に当時の妻を亡くし、91年に再婚し一男二女をもうけるも、04年に離婚。12年に純歌(当時三代純歌)と27歳差婚をして話題になった。