TBS系で大ヒットした連続ドラマ「ドラゴン桜」で秀才女子高生役を演じてから1年半。女優志田彩良(23)が、同局系連続ドラマ「君の花になる」(火曜午後10時)で、快活な銭湯の看板娘役を好演している。「明るい役をやってみたい」と話していた「ドラゴン桜」当時から1年半ぶりのインタビューで、成長と、新境地挑戦への思いを語った。【佐藤成】

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黄色いトップスに茶色のロングスカート姿。制服姿でのインタビューだった1年半前からかなり大人びて見える。「最近なんか本当にすごくいろんな方から『すごい大人っぽくなったね』っていわれます。それこそマネジャーさんたちからも。同級生のみんなに会ったときも『こんなにかわいかったっけ』っていわれて。かわいいとかいう子たちじゃないんですよ。だから素直にうれしくて『かわいい? もっと言ってもっと言って』って言って、すごいうれしかったですね」と明かした。その理由について本人は「わからないんです」と笑い飛ばした。

志田が連ドラに出演するのは「ドラゴン桜」ぶり。同作の黎景怡プロデューサーが「君の花になる」も手がけており、声がかかった。「1年半ぶりにご一緒させていただけて、うれしい」と喜んだ。

志田演じる池岡奈緒のアルバイト先の銭湯は、作品の中心となるボーイズグループ8LOOMがデビュー前から訪れていた憩いの場で、ファンにとっては聖地。志田は、高橋文哉(21)演じる佐神弾に思いを寄せ、綱啓永(23)演じる古町有起哉から思いを寄せられる役柄。オファー当時は役柄が固まっていなかったといい「どういう役柄にしていくかみたいな話し合いを一緒にさせてもらって、その中でちょっとかっこいい女子にしたいという話が出て、その8LOOMの男の子たちの中にいても違和感がないぐらいかっこいい役にしたいっていう話で。かつ私が今までに演じたことないような役柄、イメージにない風にしたいっておっしゃってくださって」。

8LOOMメンバーは同世代の俳優がそろう。撮影について「それこそ『ドラゴン桜』の頃とかは、結構みんなと距離が近かったんですけど、今回は何かやっぱり近すぎず、ボーイズグループなので実際のそのドラマの関係性に近くしたいなと思って、なんかみんな見守りながらちょっとに入っていくみたいな役と同じような感じです」。

役作りの工夫を問うと「なんか8LOOMのみんなを観察して、なんかちょっとこういうしぐさをしたとか、観察しています。身近な男前を。見た目とかも今までと全然違う見た目。メークが完成すると、自然と気持ちが入って何かかっこいい気持ちになる。衣装もすごくかっこよくてライダースジャケット着たりとか何かそれで自分の気持ちも自然と引き締まります」。(つづく)

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