今月9日の東京ドームライブをもって櫻坂46から卒業した菅井友香(26)が、舞台「新・幕末純情伝」(来年1月28日初日、東京・紀伊國屋ホールなど)に主演する。このほどインタビューに応じ、ソロの女優として第1歩を踏み出す決意などを語った。

劇作家つかこうへいさんの代表作の1つで、89年に「幕末純情伝」として初演。幕末の京都を舞台に、新選組の沖田総司が実は女だったという着想から壮大な物語を展開する。これまで広末涼子(42)石原さとみ(35)松井玲奈(31)らが務めてきた沖田役に、菅井は「名だたる女優の皆様がやられてきているので、お話をいただいた時は正直即答できなかったんです。覚悟を決めて、お返事しました」と明かした。

20年にはつかさんの名作「飛龍伝2020」にヒロイン神林美智子役で舞台初主演。「当時は大変でしたがすごく学びになることが多くて、それを糧にグループ活動もやり切れました」と回想した。つかさん作品の“2大ヒロイン”と言われる神林と沖田を演じるのは、広末と桐谷美玲(32)に続き歴代3人目となる。

欅坂46、櫻坂46のキャプテンとしてアイドル活動を全うした。「卒業した私に何が残るんだろうとかいろいろ考える中、すごくいいチャンスをいただきました。もう怖いものはないと思えるので、体当たりで挑戦したいです」と意気込んだ。憧れの女優はかつて「飛龍伝」にも主演した富田靖子(53)。「人間性がにじみでるような、すてきでカッコいい女優さんになりたいです」と誓い、新たなステージへと歩みを進める。【横山慧】

◆菅井友香(すがい・ゆうか)1995年(平7)11月29日、東京都生まれ。15年8月加入、欅坂46(現櫻坂46)の一期生。17年1月からキャプテン。小5で始めた乗馬が特技で、馬力にちなんだ応援フレーズ「がんばりき」はアイドル卒業後も健在。165センチ。血液型AB。