演歌歌手神野美伽(57)が25日、東京・丸の内のコットンクラブで「ONE NIGHT PREMIUM‘22 MIKA SHINNO LIVE at COTTON CLUB」と銘打った一夜限りのスペシャルライブを2公演行った。

4年連続で同所公演を開催中で「去年はコロナで人数制限がありましたが、今年は制限なしで開催できることになりました。おかげさまでファーストステージもセカンドステージもチケットは完売です」と、今年も大好評だ。

2ステージとも満員のファンが詰めかける中、「コロナ禍で3年近く演歌のコンサートのステージはほとんどストップしてしまいました。でも、この2年半ほどの間に演歌とは違うジャンルの皆さんと一緒にライブをしたり、コンサートをしたりして、その中でジャズとかラテンとか、いままで全く接してこなかった音楽を歌う機会に恵まれました」とあいさつ。代表曲「男船」や新曲「旅立つ朝」、「テネシー・ワルツ」、「Fly Me To The Moon」など全12曲を熱唱した。

今年3月に「腰椎椎間板ヘルニアによる急性まひ」のため手術を受けたが、現在は回復している。「去年の12月、今年3月、4月と大きな手術を受け、長く入院していましたし、退院してからも延々とリハビリが続いたため(今年の活動は)もう無理かなと思っていたのですが、回復し始めた夏ごろから『まだいけるな』と思い始めました。苦しくなってきたらやるべきではないのですが、自分が(音楽を)楽しめている以上はやるべきだと思っています。それに、来年は40周年を迎えますから…」と意欲満々だ。

1984年(昭59)に「カモメお前なら」でデビュー。NHK紅白歌合戦に2回出場し、99年には日本人初の韓国デビュー。ニューヨーク公演、SXSWやARABAKI ROCK FESTなど国内外の音楽フェスティバルに多数出演してきた。ロック、シャンソン、ジャズなど異ジャンルのアーティストとのコラボも積極的に行い、演歌のジャンルを超えて幅広く活動を行っている。