女優広瀬すず(24)が、来年1月スタートのTBS系連続ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(火曜午後10時)で同局系連ドラ初主演を務めることが27日、分かった。相手役は、同じ98年度生まれのKing&Prince永瀬廉(23)。同学年スター2人の初共演が実現した。

同作は、広瀬が演じる九州の片田舎で育った浅葱空豆(あさぎ・そらまめ)が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、永瀬が演じる音楽家を目指す青年・海野音(うみの・おと)と運命的で衝撃的な出会いして始まるラブストーリー。NHK連続テレビ小説「半分、青い。」などで知られる北川悦吏子氏が脚本を手がける。

ラブストーリーの名手である北川氏の作品出演とあり、広瀬は「北川悦吏子さんの青春ラブストーリー、憧れしかありません。こんなにもぜいたくな時間を、いとおしい時間を、体感出来るなんて」と感慨深くコメント。男勝りな性格と行動力で周囲の人をひきつけるエネルギーとすてきな笑顔を持つ野生児のような人物を演じるが、「打ち合わせの時点で、(北川氏が)空豆にピッタリとおっしゃってくださいました。うれしい、うれしいけど、あれ、私は北川さんから野生的に、イノシシに見えているの? と疑問を抱いたのは隠せませんが…!」。続けて「胸を張って全員を引きずり回せるよう、努めていきます!(笑い)。言葉の紡ぎ方、交わした方、心トキメキます。ぜひお楽しみに!」と呼びかけた。

King&Princeをめぐっては来年5月に平野紫耀(25)岸優太(27)神宮寺勇太(25)の3人が脱退する。その発表後、初の連ドラ出演となる永瀬は「数々の、記憶に残る恋愛作品を生み出されてきた北川悦吏子さんの青春ラブストーリーの世界に参加させていただけることを、とてもありがたく、光栄に思っています」。

本格的なラブストーリーには初挑戦となる。演じるのは、大学卒業後、親の反対を押し切って就職せずに音楽の道を選び、フリーターをしながら、パソコンで楽曲を制作しリリースする、いわゆる「コンポーザー」として成功を目指す青年だ。「普段はクールっぽくみせている23歳の男の子ですが、空豆や他のキャラの濃い登場人物たちに振り回されると、思わず、素の関西弁でツッコんでしまうようなおちゃめな一面もあります」と役柄を紹介。「空豆と音がどのような夢を見つけるのか、2人の関係はどうなっていくのか、僕自身も、とても楽しみで仕方がありません。週の前半から、ドキドキ、ワクワク、どこか懐かしい気持ちにもなれる青春ラブストーリーになると思います」とアピールした。

本格青春ラブストーリーはTBS系「オレンジデイズ」以来19年ぶりとなる北川氏は「何でだか青春ラブストーリーがとてつもなく書きたくなりました。火がついたように書きたくなりました。23歳。青春の終わりかけ。そこは、甘くて切なくてつらくて痛い日々でしょうか? 笑顔の日々でしょうか? あの時代にしか、あの頃にしかない輝きと、そしてそれが必ず失われていく寂しさを、もう一度書きたくなりました。きっと今までも書いてますが。今までのどの作品よりも鮮烈に。広瀬すずさんと永瀬廉くん。ずっと書きたかったおふたりです。完全なる、あっと驚く当て書きをしておりますので、お楽しみに」とコメントしている。