年内でコンサート活動を終了する歌手加山雄三(85)が8日、横浜港で、クルーズ船「飛鳥II」船内で開催するラストライブ出航前に取材に応じ、60年以上にわたるステージ活動を振り返った。史上最高齢となる大みそかのNHK紅白歌合戦出場も発表され、そのステージが最後のライブパフォーマンスとなる。今日9日に船上でライブを行い、10日に帰港。18回目の紅白で有終の美を飾る。

◆加山雄三の主なステージ活動 61年7月に歌手デビュー。65年発売の「君といつまでも/夜空の星」が爆発的なヒットとなり、66年に日本人初の日本武道館コンサートを開催。同年の紅白歌合戦に初出場した。05年には米国のカーネギーホールで公演。14年には日本武道館で最高齢(77歳)ワンマン公演を開催した。また、同年の「フジロック・フェスティバル」に初出演するなど、近年は野外フェスにも出演してきた。谷村新司作詞で自身の作曲した「サライ」を92年に提供した日本テレビ系チャリティー「24時間テレビ 愛は地球を救う」も、今年がラスト歌唱となった。