脳科学者の茂木健一郎氏(60)が9日、ツイッターを更新。子どもたちの遊ぶ声や音に対する1世帯の住民からの苦情がきっかけで長野市が管理する公園の廃止が決まったことについて、「一ミリも共感できない」と思いをつづった。

茂木氏は「長野で公園が廃止になった件」に言及。「苦情を言っていた住民の方の主張をおだやかなトーンで報じている記事があるけれども、そもそもこの方の主張自体がエキセントリックでしかないので、強い違和感があって、一ミリも共感できない」と私見を述べた。

続けて、「本質は、そんなところにはない。子どもたちの未来をみんなで守ろう」と呼びかけ、その後のツイートでは「子どもは、そこが公園でも、空き地でも、場所があったら遊ぶのが本来の姿で、そういう人間として当たり前のことを忘れている現代社会は根本的におかしい」と訴えた。ネット上では「賛成!同感です!」「クレーマーに負ける社会はダメだ。行政、メディア、そんな社会を作らないで」といった声があがる一方で、「抗議者には静かに暮らしたいという思いや市の対応に抗議する権利はあるはず。それが多様性では?」「皆が「子供が可哀想」という正義感で暴走し、苦情の住民をクレーマーという悪党に仕立てあげている。これは完全にいじめの構造だ」などといった意見もあり、賛否が分かれた。