8日に米動画配信大手ネットフリックスで配信された英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻のドキュメンタリー番組の中で、「王室のメンバーはシリーズ内のコンテンツについてコメントすることを拒否した」との字幕が登場しているが、実際にはコメントを求められていなかったと米ピープル誌など複数のメディアが報じた。チャールズ国王夫妻とウィリアム皇太子夫妻のオフィスを含めロイヤルメンバーの誰も直接コメントは求められておらず、その機会を与えられなかったとネットフリックスの主張に異議を唱えていると情報筋が明かした。

また、王室関係者によると、送信元が不明な第三者の制作会社を名乗る電子メールを受信していたといい、情報確認のため夫妻が立ち上げたメディア会社アーチウェルとネットフリックスに問い合わせたが、返答はなかったと伝えている。一方のネットフリックスの関係者は、チャールズ国王とウィリアム皇太子の報道官は事前に連絡を受け、シリーズの内容にコメントする権利を与えられていたと同紙に語っている。

8日に6話からなるドキュメンタリーの前半3エピソードが公開されたが、王室から番組に関する正式なコメントは発表されていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)