歌手の矢沢永吉(73)が、23日放送の「NHK MUSIC SPECIAL 矢沢永吉 激白!超えられなかったあと1本」(午後10時)に生出演した。20日に東京・日本武道館で開催予定だった全国ツアー「EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 2022~ONE FIFTY~」最終公演を、のどの不良を理由に当日に中止。史上初の日本武道館通算150回公演を達成する予定だった。
番組冒頭で、高瀬耕造アナウンサーからのどの調子を問われた矢沢は「だいぶ、ちょっとずつ戻ってますね。まだかさついてますけど。体調はいいんですよ」と少しかすれた声ながらも回復具合を明かした。
20日の武道館での最終公演を中止にした経緯も説明した。18日に武道館通算149回目の公演を実施。その直後にのどに違和感を感じたという。「ハイパートで歌う曲があるけど、あれがちょっとどうかなと。次の日(19日)が休みですからその休みで治そうと。期待したけど」と翌19日には本調子に戻らず。そして、武道館通算150回公演を控えた20日の朝も違和感があった。「朝7時ぐらいですよね。これはまずいぞと。(ライブまで)時間はあると思ったけど、でも自分の楽器。分かりますよね」と中止を決断したという。
その後は、過去の武道館公演の映像を交えながら、武道館への思いを語った。高瀬アナウンサーから「武道館はやはり特別ですか」と問われ「(特別に)なっちゃったんですよね。最初はそんな風に思ってなかった。海の向こうのロックシンガーにとって、日本武道館はすごいポピュラーなんですよ。でも考えてみたら日本人あまりやってないんですよ。それで『俺やるよ』って。最初はそんな感じです」と説明。矢沢は1977年に日本人ロックシンガーとして初めて、武道館で単独公演を実施した。
武道館公演だけで149回を誇るが、デビュー50周年でライブ公演総数は2000回を超えるという。ロック界の第一人者は「『歌』っていうのは今ごろ気付くこともいっぱいある。50年もやって何をやってたのかって。音楽に対する歌い方、処理の仕方とか。なかなか奥深いですね」と今も多くのことを学んでいる。
前人未到の武道館通算150回公演は達成できなかったが、決して諦めた訳ではない。「来年現役でやるんだということでスケジュールを切れば、最初の武道館が150回になる。武道館やるなら4回、5回と組めたらいい。(150回を)超えたらその先ですよね」と150回公演はもちろん、さらにその先を見据えた。そして「来年も頑張って歌います。またお会いしたいと思います」と締めくくった。



