ジャニーズJr.が多数出演する舞台「ジャニーズ・ワールド ネクストステージ」(26日まで)が3日、東京・帝国劇場で上演された。

昨年10月末にジャニーズ事務所を退所した滝沢秀明氏(40)にかわって、今年は東山紀之(56)堂本光一(44)井ノ原快彦(46)が演出を担当。レジェンド3人から時に褒められ、時にしごかれ導かれた50人の少年たちが躍動した。

ジャニー喜多川氏が手掛け、12年に初演した「ジャニーズ・ワールド」シリーズの最新作。同氏がこだわり続けた反戦を呼びかけるメッセージなどは残しつつ、演出の3人がアレンジした。例年の倍となる2カ月間の稽古期間は、全員ヨガマットを持参。レッスン前には東山の提案で毎日約1時間トレーニングを行ったという。

HiHi Jets猪狩蒼弥(20)は「お三方ともすごく褒めてくれるんですけど、『1点だけいいかな』って話した後にめっちゃエグいこと言うんですよ」と明かした。「美 少年」那須雄登(20)も「殺陣のシーンは本当にキツいんです。でも光一さんが基礎から教えてくださってありがたかった」と明かした。

東山は「公演を通じて彼たちに何か気づきがあったらいい」とほほ笑み、堂本も「次は自分たちなんだ、という道筋を作れたら」と説明した。滝沢氏の後任で「ジャニーズアイランド」新社長に就任した井ノ原は「ジャニーズもジャニーズJr.も、次のステージに。『もう俺たち大丈夫だよ』って姿を、ジャニーさんに見せられたらいいなと思います」と願った。ジャニーズの英知を結集したステージで、次世代のスターが育まれている。【横山慧】