5人組ロックバンド「SOPHIA」が8日、大阪城ホールで大阪凱旋(がいせん)公演となった「SOPHIA LIVE 2023 “return to OSAKA”」を行い、ライブシリーズ「獅子に翼」を年内に開催することを発表した。

13年8月12日から無期限休止し、昨年10月に日本武道館公演で9年ぶりに復活。この日は、バンドの原点でもある大阪で、さらに同所では02年10月以来、約20年ぶりの公演となった。

ライブでは「進化論」「ゴキゲン鳥~crawler is crazy~」「KURU KURU」など、当時のミュージックビデオを重ねながら、これまでの歩みを振り返るように進んだ。

ボーカル松岡充は「この大阪は、SOPHIAの始まりの場所。大阪城ホールに立てているのは、みんながSOPHIAの音楽と過ごしてくれたから。そのことに心から感謝しています。きっとみんな、“SOPHIAを好きな自分”が好きで、当時のことや、あの頃の情熱を取り戻したいから集まってくれているんじゃないかなと思う。いろんな人生がある中で、毎日のはしっこにもう1度SOPHIAを置いてくれたらうれしいです」と話した。

また今回のライブは、「マスクを着用しての声出し」も解禁。ファンからは「おかえり!」「待ってたよ!」という声をはじめ、メンバーの名前を呼ぶ声が多く上がった。

ライブの最後には、同バンドにとっても数々の“伝説”を残したライブシリーズ「獅子に翼」開催を発表した。「獅子に翼」は、99年8月に東京・国営昭和記念公園で約3万人を動員し、01年7月には大阪・万博記念公園でも開催。04年には、CD購入者約2・5万人を西武ドーム(当時)に無料招待するなど、話題を集めた。詳細は後日発表となるが、ファンにとって、さらに待ち望んだステージが復活することになりそうだ。