「キング・オブ・ロックンロール」こと伝説の歌手エルビス・プレスリーさんの邸宅「グレイスランド」が、12日に唯一の娘である歌手のリサ・マリー・プレスリーさんが急死したことで、残された3人の娘に託されることが明らかになった。米ピープル誌によると、米テネシー州メンフィスにある国定歴史建造物にも登録され、観光名所にもなっているグレイスランドは、女優ライリー・キーオ(33)と14歳の双子フィンリーとハーパー・ロングウッドさんに今後も利益をもたらすことを確認したという。リサ・マリーさんは、4度の結婚で4人の子どもをもうけたが、2020年に長男を亡くしている。

ファンの間で聖地として知られているグレイスランドは77年にエルビスさんが亡くなった後、当時9歳だった娘のリサ・マリーさんが相続し、資産管理団体エルビス・プレスリー・エンタープライズによって管理されてきた。現在は、博物館として見学ツアーなどが行われ、一般公開されている。

自宅で心肺停止の状態で発見され、搬送された病院で死亡が確認されたリサ・マリーさんは、グレイスランドで眠る27歳でこの世を去った息子ベンジャミン・キーオさんの隣に埋葬されることになったと伝えられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)