女優奈緒(27)が第47回エランドール賞の新人賞を受賞し、2日、都内で3年ぶりに行われた授賞式に出席した。

昨年は日本テレビ系10月期連続ドラマ「ファーストペンギン!」で主演を務め、舞台「恭しき娼婦」でも主演を務めるなど幅広い活躍が評価された。

「昨年に出会った作品は大好きで、大好きな作品にこのような場所につれてきてもらって本当に幸せです。今日のようなすてきな登壇者の皆さまと一緒にこの賞をいただけたことを感謝しています」とあいさつした。

サプライズで登場した脚本家の野島伸司氏(59)からは花束を渡された。野島氏から「出来のいい娘を持った父親の感覚といいましょうか。彼女を気に入ってくれて、引き上げてくれた各局のプロデューサーに感謝しています。冗談半分で、僕が書いて奈緒が主演することはないだろうなと思っていたけど、すぐそこまできている、というかきてしまったのかなという感覚。僕も年なのであと何本書けるかは分かりませんが、最後は僕からオファーを出してやるときがすぐそばまできている」と絶賛されると、奈緒の涙腺はゆるんでいた。

授賞式後の会見では「師匠であり、人としても大事なことも教えてくれた。こういった賞ももらえて恩返しできた。こういう場所が苦手な方なんで、私の受賞で駆けつけてくれたのはうれしかった。ちょっと感極まりそうになったけど、我慢しました」と野島に感謝し、笑顔で話した。

中川大志(24)芦田愛菜(18)松下洸平(35)岸井ゆきの(30)間宮祥太朗(29)も新人賞を受賞した。日本映画テレビプロデューサー協会が優れた映像作品や俳優を選んで表彰される。