多発性骨髄腫闘病中の漫才師・宮川花子(68)が3日、大阪成田山不動尊(大阪府寝屋川市)の節分祭で豆まきを行った。

夫で相方の宮川大助(73)とともに特設舞台に登場した花子には大きな歓声があがった。車椅子に乗っていた花子だが、豆まきの際には立ち上がって「福は内!」と笑顔で豆をまいた。花子がファンの前に姿を見せたのは、昨年12月11日に奈良県生駒市内で行われたイベント「生駒の素人名人会」以来。

豆まきを終えた花子と大助は囲み取材に対応。会場は気温5度ながら、花子は「寒くなかった。カイロを貼っていたし、皆さんの熱気がうれしかった」と笑顔を浮かべた。

ただ、昨年10月29日には体調を崩し、救急搬送されたことを告白。呼吸困難から一時は心肺停止にも陥ったという。それでも10日間の入院後はしっかり回復。大助に「今年の目標は?」と問われ「復活!」と気丈に答えた。舞台での漫才を待つファンの存在が心の支え。現在はがん治療と心臓の治療に取り組んでいる。

病人とは思えぬトークを見せた花子。大助から「ご主人はどうしてる?」と声をかけられると「知らんわ。あ?」とジョーク満開。その後で「大助君には介護男子として頑張ってもらって、ほんま感謝です」とフォローしていた。