タレントのマツコ・デラックス(50)が6日、MCを務めるTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜午後5時)に生出演し、コンプライアンス順守について言及した。

時代とともに「日本昔話」の内容が変化しているという新聞記事では「さるかに合戦」が「さるかにばなし」に変更されたことについて書かれている。同様に、かにの仲間は牛の糞から昆布に変更されているという。

「前だったら、何でもかんでもコンプライアンスで変えちゃうのはどうかなと思っていたけど、(記事中に出てきた)婆汁は当たり前だとしても、牛のクソまで変えることはないんじゃないって前だったら言ったと思うんだけど、たぶんそれが人間の進化なのよね。ちょっとずつちょっとずつ変わっていって、こんなにこの10年とかでクソまでダメになったんだったら、私なんかウンコもらしたって言ってたら今ごろ射殺されるわよね」と持論を展開した。

さらに続けた。「グリム童話だって、私たちが知った時点でやさしい話だったじゃない。あれ本当はもっとエグい話じゃない。ヨーロッパってもっと日本より文明が発達して、日本で起きてるようなことが、何十年前に私たちが生まれるはるか前に起きていて、よくないよねこんな話って言って現代版に変わっていったと思うのよ。文明が発達するってそういうことなのよ」。コンプライアンス順守の結論として「結局、民度が高くなるっていうことだと思うわ。これはあらがえない」と冷静に語った。