落語家の立川志らく(59)が20日放送のTBS系情報バラエティー「ラヴィット!」(平日午前8時)に初出演した。

志らくは、自身がMCを務めた同枠の前番組「グッとラック!」の最終回で「ラヴィット!」について「私は見ません」と恨み節もあったが、約2年越しで“和解”の初出演となった。

冒頭、MCの麒麟川島明から「師匠どうですか、ラヴィットとスタジオというのは」と呼びかけられると、志らくは「よくこの番組は私を呼ぶなと思いました」といきなり笑いをとった。川島は「もう2年ぐらいたったんで、1度出ていただけないか、ということで」と続け、志らくは「私もまあよくも恥も外聞もなくノコノコ出てきた」と自虐的に話した。

ここで田村真子アナウンサーが「最終回のある発言が話題となりました」と、志らくの「グッとラック!」MC時代のVTRを導入。21年3月26日の最終回で、志らくが「本当だったらあと半年とか1年やったらもっと違った番組になれたんじゃないかなという悔しさはあります。来週は『ラヴィット!』が始まりますので、皆さんぜひ、ご覧になってください」とあいさつすると「私は見ませんけども。2~3年たったら心おだやかになって見られるかもしれない。だから『ラヴィット』短命で終わったら承知しないから。そうじゃないと何のために『グッとラック!』終わらせたか、ワケわかんなくなっちゃう」と話した場面が紹介された。

映像を見た志らくは「番組終わってから、この後『ひるおび』(平日午前10時25分)出るじゃないですか。『ラヴィット!』見ようかな、と思ってはいたんだけれど、スタッフが気を使って私の楽屋のテレビはテレ朝がつきました。毎朝(羽鳥慎一)モーニングショー見て、玉川(徹)さんの話聞いちゃった」と笑わせた。

最近は「ラヴィット」を見るようになったといい「最初のうちは『ラヴィット!』あまり評判良くなかったでしょ。『朝から食い物のランキングやりやがって、1クールで終わるぞ』とか言われてて、心の中でしめしめ、と思ってた」と毒づきながらも、「そのうち、自分は醜い心を持っているな、と思って、だんだん『ラヴィット!』見るようになって、『ひるおび』でも普通に楽屋で『ラヴィット!』つけてくれるようになって。今日なんか、小学校4年の娘が、パパ『ラヴィット!』出るよ、って言ったら『パパ、すごい』って。もう『ラヴィット!』は生活に入り込んでますから。何のわだかまりもなく」と、因縁が解けていることを強調した。

最後は「ただ、国山ハセンはどこ行っちゃったんだ」。「グッとラック!」でともにMCを担当し、昨年末でTBSを退社してビジネス映像メディアを展開するPIVOT所属となった同氏をイジって、オチも忘れなかった。