三宅健(43)が、5月2日をもって、約30年間所属したジャニーズ事務所を退所することが20日、明らかになった。同日深夜、同事務所の公式サイトなどで発表された。

「ファンの皆様にご報告があります。私、三宅健は2023年5月2日をもちまして、ジャニーズ事務所を退所する運びとなりました」と伝えた。「突然のご報告で、ファンの皆様を驚かせてしまい大変申し訳ありません」と謝罪した。

「ジャニーズであること、アイドルであることをずっと誇りに思ってやってきました」とした上で、「年齢を重ねこれまでの経験を胸に、新しい自分と出会いたいと思うようになり、一からさまざまなことに挑戦していく次のステージへ向かうため、このような決断に至りました」と説明した。

93年5月にジャニーズ事務所入り。「入所してから30年間、右も左もわからないような10代の頃から四半世紀以上、長きにわたり大変お世話になりました」と感謝。「ジャニーズとして、ジャニーズファミリーの一員として活動してきたこの30年間は、私にとってかけがえのない宝物です」とし、「初めてファンレターをいただいた日のことは忘れることはできません」などとファンに伝えた。

95年11月にV6としてデビュー。21年11月のV6解散後はソロで活動。昨年10月からは初のソロ全国ツアーも開催した。今月8日には、9年間務めたNHK・Eテレ「みんなの手話」の番組ナビゲーターを、後輩のSnow Man佐久間大介(30)に4月からバトンタッチすることが発表されていた。

関係者によると、昨年11月中旬に事務所側と話し合いを行い、退所の意思を伝えたという。元V6メンバーでは森田剛(44)に続いて2人目の退所となる。3月10日から上演の主演舞台「ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~」千秋楽翌日の5月2日をもって退所する。退所後は「少し充電のお時間をいただきます」としつつ、「ファンの皆さまとは必ず会える日が来ることをお約束しますので、楽しみに待っていていただけるとうれしいです」と呼びかけた。

親しい関係者によると、昨年10月末に退所した滝沢秀明氏(40)と“合流”する可能性もあるという。舞台「滝沢歌舞伎」で共演し、18年には「KEN☆Tackey」を組んでシングルデビューした仲だ。充電期間を挟んだ上で、滝沢氏とともに新たな活動や表現方法などを模索していくことも考えられる。