2代目桂春之輔を襲名する上方落語家、桂壱之輔(44)が24日、大阪市中央区の松竹芸能で、師匠の4代目桂春団治(74)、所属事務所の関根康社長とともに襲名興行を発表した。
興行は5月5日の大阪・国立文楽劇場でスタート。ゲストに桂ざこば、桂文枝、笑福亭仁智、笑福亭鶴瓶らが決まり、壱之輔は「スケジュールを動かしてくれた方もいて、まさか全員OKとは…」と驚きを隠せず。「(襲名興行ゆえ)私が最後ですので、このメンバーでトリを務めるのは最初で最後(笑い)。胃が痛いけど、やれる限り、なんとかあがいて。二十余年の芸をすべてぶつけるつもりでやります」と意気込んだ。
師匠の4代目春団治は、上方落語界有数の人脈を誇り、先輩後輩問わず、各門派と交流がある。その人徳にも感謝した。
その4代目は「文枝兄さんは(上方落語協会で)会長時代も一緒にやってきましたし、ざこば兄さんも、鶴瓶さんも、以前から仲良うさせていただいています」と、感謝した。
とくに鶴瓶とは、文枝会長時代には、ともに協会を支えてきた。鶴瓶は、弟子の笑福亭笑瓶さんを亡くしたばかりだけに、4代目も「鶴瓶さんも、えらい寂しいことやと思います」と言及。笑瓶さんはタレント活動が軸で、一門の松鶴生誕祭などの興行出演がほとんどだったが、弟子の笑助は天満天神繁昌亭へも出演してきた。
4代目は「(師匠が)東京で、(上方拠点の繁昌亭へ)出すんもどうかというはなし家もおりましたが、私は出てもろてええ、と。頑張ってくれてたと思います」とも話した。
弟子を持つ立場は同じ。今回、弟子の襲名にあたっても感慨深い思いがある。自身の師匠の3代目春団治さんから背を押され嫌がっていた弟子をとったことで、今回の襲名につながり「あのとき、3代目が喜んでくれて、親のような表情でした」と振り返っていた。
今回の襲名興行は、5月5日の国立文楽劇場から、来年春のいけだ春団治まつりまで、約1年かけ約10カ所で予定している。



