お笑いコンビのアンタッチャブルが、4月11日開始のフジテレビ系の新バラエティー番組「ひらけ!パンドラの箱 アンタッチャブるTV」(火曜午後9時、初回2時間スペシャル、カンテレ制作)でゴールデン帯初MCを務めることが1日、分かった。

過去4回の特番で放送された「パンドラTV」をレギュラー化。日本全国の謎スポットを巡り、世の中にあふれる「残念」「危険」「不思議」な事象の“パンドラの箱”を開ける。番組タイトルの通り、触れてはいけない!? 事象にも切り込むという。

94年結成で、芸歴30年目での悲願成就だ。04年のM-1優勝後にブレークしたが、その後は柴田の1年間の活動休止を挟み、19年の同局系「全力!脱力タイムズ」でコンビ活動を再開。コンビでのレギュラーは今回で4本目で、4月以降のレギュラーはコンビ、単独出演や不定期出演を含んで22本になるという。

2日間の初回ロケを終えた山崎弘也(47)は「これまでの人生の中で最高の2日間といっても過言ではない。初めてのゴールデン帯MC、しかもコンビ名がついている冠番組で、このために生まれてきたと言ってもおかしくない。親に感謝しながらロケしました。産んでくれてありがとう。そのくらい思うところがありました」と感慨深げに話した。

柴田英嗣(47)も「あんまり気負わず、でも我々が誰かの役に立てるってすごいですよね。いいことだと思います。この番組を通して、アンタッチャブルのイメージアップにもなりますね。目指せサンドウィッチマン! 我々に足りない好感度をぐっと引き上げていただきたい。本気で頑張ります」とボケつつも意気込んだ。

第1回のロケは、静岡・伊豆で体当たり取材を敢行。柴田が低評価の宿の主人らに、それを伝える難役を務めたという。山崎は「宿のご主人たちと仲良くお話ししている柴田さんを見ながら、低評価という現実を伝えなきゃいけないという視点で見ていただけると、複雑な心境が読み取れるかもしれません」と話した。

最後に山崎は「“アンタッチャブるTV”が楽しみだから急いで家に帰る! って人が増えるような番組にしたい。あとは、言いづらいことも言ってみよう、と思ってもらえるような番組になったらステキですよね」とコメント。続けて「周りの人に対しても、家庭の中でも、言いづらいことを言えて円満になって、なんか日本中でそんな空気を作れたらうれしい。あの番組のおかげで言えたんだよね、みたいな。『そんな番組にしたいんです』と、柴田さんが皆を集めて演説してましたよ」と語った。

すかさず柴田から「そんな熱いやつの番組見たくないだろ」と切り返されるも、山崎は「そういうところを大事にしながら、誰かの背中を押せるような番組にします。それと、番組タイトルは、アンタッチャブるTVの“る”だけひらがななのはこだわりなので、間違えないようにしてください」と締めくくった。

現在、同枠で放送されている所ジョージ(68)がMCを務める「所JAPAN」は21日放送回で終了する。