第17回声優アワード授賞式が11日、都内の文化放送メディアプラスホールで開催された。

貫地谷しほり(37)が、フランスのドラマ「アストリッドとラファエル 文書係の事件簿」日本語版吹き替え版で主人公の声を担当した演技を評価され、外国映画・ドラマ賞を受賞した。

「アストリッドとラファエル 文書係の事件簿」は、フランスの公共放送フランス2で放送されているテレビドラマで、日本ではNHKでシーズン1(全10話)が放送された。子どものころに自閉症と診断されたアストリッドは、強い興味を持った「パズル」のように、警察官だった亡き父を通して触れた捜査の調書を分析、解析する能力を持つ。そのアストリッドが、パリの犯罪資料局の文書係として、ずばぬけた知識と論理的な思考で事件の真相をあきらかにする物語。

貫地谷は、主演のフランスの女優サラ・モーテンセンの声を担当した。登壇すると、「トップガン マーヴェリック」などで、トム・クルーズの声を演じる第一人者・森川智之を横に「すごく緊張してます。控室がすごくて…隣がトム様」と緊張の面持ちを浮かべた。そして「アストリッドは自閉症という個性を持った役で、どう演じようか悩んだ。この作品がいろいろな人に愛されるように頑張りたい」とスピーチした。

シーズン2は今年5月ころ放送の予定だ。