昨年11月に61歳で亡くなった、俳優渡辺徹さんの「お別れの会」が28日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。お別れの会後、モト冬樹(71)野々村真(58)池谷幸雄(52)磯野貴理子(59)らが取材に応じた。

モト冬樹は徹さんの人柄に「ドラマをやっていた時に途中で(撮影を)止めて、セリフのことでもめたのに、本番は結局台本通りに言っちゃう。そういうところが好きでした。めちゃくちゃ良い笑顔の写真だったので、俺より年下が死んでいくのはある意味つらい」と心境を明かした。

野々村はバラエティー番組での共演が多かったといい「役者でありながら歌手でアイドル、エンターテイナーでした」。プライベートでは草野球チームで試合をしたこともあると明かし「100キロ以上ある体で打席に立って、走ったら一塁にたどり着かなくてそのままベンチに戻る、かわいらしい徹さんを今でも忘れません」。

徹さんの妻でタレントの榊原郁恵(63)と同じ事務所の池谷は「バラエティー番組でお世話になって、休憩時間はずっと下ネタを言っていた。リラックスした休憩時間を作っていただいたので、本当に良い人だと思って。これまでも病気を乗り越えてこられていたので残念です」と追悼した。

磯野は「徹さんとは茨城で納豆のドラマ『ねばる女』で共演して。すごく場を和ませてくれる。楽しい現場でした」。お別れの会について「とにかく明るい、会場の写真も笑顔で、この笑顔を見ると、こんなに明るい方だったなと思い出しました」と話した。