22日に日本デビューした、韓国の6人組ガールズグループPURPLE K!SS(パープルキス)が26日、都内で、日本ファーストライブを行った。

会場に駆けつけた「PLORY(ファンの通称)」のペンライトがパープルに光る中、6人が登場し「Bye Bye Bully」をはじめとした3曲を立て続けに披露した。少し緊張がとけたのか、日本人メンバーのユキ(20)は「東京出身のユキです。日本デビューを記念した公演ということで、最後まで楽しんで行ってください」と笑顔で呼びかけた。

22日にミニアルバム「DEAR VIOLET」を発売し、日本デビューしたばかりだ。ユキは「日本デビューの実感はわきませんし、母国でデビューということで緊張していますが、頑張ります」と意気込んだ。イレ(20)は「たくさんの日本のPLORYが来てくれて、本当にうれしいです」と感謝し、得意のピカチュウのモノマネも披露。愛嬌(あいきょう)たっぷりで会場のハートをわしづかみにした。

日本デビューに両親も喜んだそうで、チェイン(20)は「両親がすごい喜んでくれました。『ファンのみなさんと楽しく遊んでくるんだよ』って言ってくれて。お酒を買ってきてとも言われました」。これにスアン(19)も「私も『日本はおいしいお菓子が本当にいっぱいあるから、買ってきて』って言われた」と明かし、笑いを誘った。

ライブでは「Nerdy」「Zombie」「Sweet Juice」など、これまで韓国でリリースした楽曲の日本語バージョンを初披露。さらにユキが日本の「PLORY」への思いを込めて作詞した、初の日本オリジナル楽曲「トナリ」も初披露した。ユキは「レコーディングの時に、みんなの日本語がうますぎてびっくりした。日本人かと思ったよ」とメンバーの日本語を絶賛。

韓国の人気グループ「MAMAMOO」(ママム)の妹グループとして21年3月に韓国デビュー。22年9月にはグループで初来日し、ライブを開催した。来日中にほぼ毎日「ドン・キホーテ」に行っているそうで、MC中には店内で流れるオリジナルソングを熱唱する一幕も。

同グループは特徴的な楽曲が魅力で、今後の日本の活動にも期待がかかる。ドシ(23)は「海外でのライブで心配もしましたが、みなさんに直接会ったらその心配はなくなりました。今回の活動で私たちのことを知ってくれた人もいるみたいで、うれしいです。これからも応援してください」と日本語で呼びかけた。

ナ・ゴウン(23)は「今日で2週間の日本活動が終わってしまいます。すべての瞬間が思い出になるほど、幸せな瞬間でした。ステージの上が一番楽しいと気づかせてくれて、本当にありがとうございます。これからもたくさん会えたらうれしいです」とファンと再会を約束した。