劇団民藝所属の女優岩崎ちえ(本名岩崎智江)さんが、3月31日午前5時55分、老衰のため神奈川県茅ケ崎市内の病院で亡くなったことが12日、分かった。92歳だった。同劇団が発表した。

葬儀は6日に家族葬で執り行い、喪主はおいの岩崎弘一さんが務めたという。

岩崎さんは1930年(昭5)10月3日、東京生まれ。鎌倉アカデミア演劇科を経て51年に入団し、56年に劇団員となった。初舞台は52年「五稜郭血書」群集、59年には「漁港」の大島由美役で第1回「新劇」演技推賞を受賞した。

※本名の崎は大が立の下の横棒なし